名前 : たまこ
留学開始時の学年 : 修士1年
留学開始時の所属 : 生命理工学院 生命理工学系生命理工学コース
卒業年月(予定) : 2022年 3月
留学プログラム : 私費長期留学
留学先 : ベルギー・ルーヴェン
所属先 : KU Leuven(ルーヴェン・カトリック大学)
留学時期 : 2019年9月17日 ~ 2020年7月1日
留学期間 : 11ヶ月
過去の留学経験 : 超短期派遣プログラム
総費用 : ~150万
奨学金 : あり
奨学金名称 : トビタテ!留学JAPAN 日本代表プログラム
受給金額 : 留学準備金25万円、月16万円x8ヶ月分、留学先の奨学金10万円、合計約160万円
卒業時期 : 1年延びた
“It’s up to you”
留学先の研究室に初めて登校した日に、コアタイムや研究の進め方などを質問した際に何度もこの言葉を返答され、戸惑ったのを覚えています。 日本では何かしらの「こうあるべき」に従うことが求められるのに対し、ベルギーは多民族国家であることに加え、ベルギー人以外の比率がかなり高いためか「自分がどうしたいか」を考えていることが当たり前で、自分のありたい人生を歩もうとする人達と交流できたことはとても刺激的でした。
世界トップレベルの研究者の姿から目の前で学ぶことができたことは非常に貴重な経験ですが、留学を通して様々な人生を歩んでいる人に出会い、いかに自分自身に枠を当てはめてしまっていたかに気づくことができたことも大きな収穫だと感じています!
なんと、ベルギー人の学生はみんな週末に実家に帰ってしまう習慣がありました(笑)
そこで、週末だけでかなり安く他のヨーロッパの国に行けることが分かったので、慣れてからはよく旅行に行きました。同じヨーロッパでもそれぞれの国の文化の違いを肌で感じることができるので、ヨーロッパ留学ならではの良さだと思います!
2年前にサマープログラムで東工大に留学し、ホームビジットプログラムで担当した子とオランダで再会することもできて嬉しかったです!
留学中にちょうどCOVID-19のパンデミックが起きてしまい、感染者が研究室からでたり、奨学金の停止危機やベルギーから日本への直行便がなくなるなどトラブル続きでとても焦りました。留学後半は研究室に通うことができず、リモートでの研究になったため歯がゆい思いもしましたが、周囲の方々ができる限りのサポートをして下さり恵まれた環境だったと思います。
ただ、留学後半にしようと思っていてができなくなってしまったこともあるのも事実なので、これから留学に行く人はできる状況の時にやりたいことはやりきることをおすすめします!
英語
留学前
TOEIC 800~895
→
留学後
TOEIC 800~895
奨学金の獲得と、留学先の決定タイミングの調整が難しかったです。
万が一奨学金が取れなかったことを考えると、奨学金をとってから留学先を決定したいのが学生側の都合ですが、実際問題として留学先がある程度決まっていないと奨学金の獲得が難しいと感じました。留学先の決定を強くは要求しない奨学金はたいてい締切がかなり早いので、資金を必ず先に確保したい人は是非早めに動きましょう。
私の場合は準備がぎりぎりになり、結局奨学金を先に用意することができなかったので、奨学金を必ず獲得する覚悟を決めて研究室のアポ取りを先にした上で奨学金に応募しました。
留学に興味があっても、実力が足りないことへの不安からずっと覚悟を決めることから逃げていました。
ある人に「留学に行かない理由は?」と聞かれたことをきっかけに、これから努力すれば解決することをできない言い訳にしている自分に気づきました。
留学に「行く」選択も「行かない」選択もどちらも大事。
それでも、留学に行くことは「できる」or 「できない」ではなく、「やる」or「やらない」という基準で決めたほうが後悔しないと思います!