再生可能エネルギーを本場ドイツで学ぶ

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ぶっちゃけると留学前は留学行きたくなかった.

だって,初めて一人ぼっちで住所登録して,VISAとって,入学手続きして…とか無理すぎる.
でもまあ,行けば何とかなった.
一度慣れてしまうと,自分の世界がぐんぐん広がっていった.
全てがここまで知らんことだらけでなんて,人生なかなかない.
全てが新鮮で,毎日ワクワクだった.

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プロフィール

名前 : Wataka

留学開始時の学年 : 学部3年

留学開始時の所属 : 環境・社会理工学院 融合理工学系 学部3年

基本情報

留学プログラム : 派遣交換留学

留学先 : ドイツ, ミュンヘン

所属先 : ミュンヘン工科大学

留学時の学年 : 学部3年後半~学部4年前半

留学時期 : 2018年10月1日 ~ 2019年9月中旬

留学期間 : 11ヶ月

総費用 : 200万程度

奨学金 : あり

奨学金名称 :トビタテ!留学JAPAN

受給金額 : 100万程度

留学内容

 ミュンヘン工科大学では学部の授業が完全ドイツ語で行われていたこともあって,英語で開講されていたMaster programに参加した.学部生なのに,修士コースに参加できるの?って不思議に思われるかもしれないけど(私もそう思ってた),ミュンヘン工科大学の制度的に修士プログラムでも参加できた.修士の授業でも基本的なところから始まるので,習っていないことでも授業の復習と予習で,結果的にはいい感じだった.
 大学では再生可能エネルギー関連の授業と流体工学を前半に,そこから出会いもあって,後半では数値流体力学(CFD)という流体シミュレーションの世界に踏み込み始めることに…
(その結果,帰国後の研究テーマも流体工学で,今は流体尽くしの日々)
 長期休みは,ドイツを一周しながら現地で働く日本人や興味のあるドイツ企業にアポをとって,話を聞いて回ったり,もちろん,旅行も!

留学の動機

 高校時代に,人生の師と呼べる人に出会って,自分の人生が大きく変わった.その人は,高校時代の帰国子女の担任の先生.先生は英語の授業の傍ら,学生時代に行ったという世界一周の旅での経験とそこからの知見を私たちに分け与えてくれた.その一つ一つの経験談は箱庭で育った私にとって,刺激的で新鮮だった.そして何より,垣間見える先生の人間味の深さに純粋に憧れを抱いた.どうすれば,この人のような視線で世の中を捉えることができるのだろうか,そんな疑問がずっと心の中にあった.そして,高校生の私なりに導いた選択肢が留学だった.笑

留学で得たこと

専門力

留学中に自分の将来携わりたい分野で働く人から話を伺う機会を得ることができたおかげで,現在の専門分野に専門を絞り込むことができた!それが最大の成果かな.
 留学してなかったら,どの分野を極めたらいいのかわからず,うろうろしていたかも… 他にも,修士の授業は応用的なことが多かったので,現在の研究にも関わることを研究よりも先に勉強できたので,研究にとっつきやすかったかもしれない.

専門力以外

価値観がガラリと変わった.

本当にいろんな人に出会った.いろんな国籍の友人ができて,全く異なったり,似てたりする文化や考え方に触れた.おかげで,自分の中にあった無意識下の固定概念に気づくことができたり,今まで自信があまり持てなかったけれど少しだけ自己肯定感が上がった.
他にも,英語力は爆発的に伸びたな〜,ありがたい!

仲良くしていた友達の一人が英語のネイティブスピーカーだったこともあってスパルタ教育された…笑 今でも覚えているのが,留学前半は英語聞き取れなさすぎて,その友達と話すのがすごくいやだったということ.あまりにも早いので,嫌すぎた…笑(ごめんよ〜) 
 でも,いつの間にか抵抗はなくなって,数少ない今でも連絡をよくとる友達の一人になった.最後は,逃げ場ができたことかな.
今までは日本が自分の居場所(家族,家,友達…)で全てだったけど.今は他の国の考え方や生き方を知れたり,他の国の友達ができたりしたので,何かでつまづいても,その人たちに相談したり,「ま,大丈夫か」くらいに流せる気がする.

留学での思い出

 ミュンヘンの夏は,日照時間が高く,気温も程よく,湿度が低いのでとても過ごしやすかった.
だから,授業が終わると友達と待ち合わせをして,ビールを片手に川の流れる公園に行って寝っ転がっていろんな話をしたな〜.将来,文化,勉強とか本当にたくさんの話をした気がする.

 他にも,授業の後にビアガーデンで「一杯」というのは今でも忘れられないくらい最高な一瞬だった.湖のほとりの地元の人ばかりが来るビアガーデンがあって,そこまで散歩をして,ビールを飲むのが最高….!

 ミュンヘンのビアガーデンやビアホールの素敵なところは,隣に座っている人がほぼ確実に話しかけて来てくれて,一緒に「Prost!(乾杯!という意味のドイツ語)」とすること.地元のおじさんからオススメのビールを聞いたり,地元の話を聞いたり,素敵な時間を過ごせた…

 留学は勉強だけじゃ無くて,そこでの出会いにも意味があると個人的に思う.
その場所で出会った人との過ごした素敵な時間もいい思い出!

大好きなビールのビアガーデンにて

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よく行った公園(夏はビーチのよう)

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ドイツでの定番!

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留学までの道のり

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語学力

英語

留学前

TOEIC 600~799

留学後

TOEIC 800~899

ドイツ語

留学前

ごく簡単な単語やフレーズを聞きとれて、基本的な語句で気持ちや意思を伝えられる.
(目安:TOEIC 0~199)

留学後

身近な事柄について、いくつか文章を作って簡単な会話ができる.
(目安:TOEIC 200~599)

留学中の苦労

 私の場合は,「語学力」かな… 英語が母語の国ではなかったのもあって,思った以上に英語力が伸びなくて,留学前半は焦ってました.英語ネイティブやペラペラなヨーロッパ人と全然リラックスして話せない…
 ので,一時期,英語の勉強を家でしている時期がありました.
 単語のインプットからライティングまでIELTSの対策をすることで英語力を伸ばすことにしました.スピーキングは普段以上に友達と話す予定を作って,積極的にソーシャルイベントに参加することで伸ばすこととしました.

留学を考えているあなたへ

 今までいろんなこと書いてきたけど,ぶっちゃけると留学前は留学行きたくなかった.
(行きたくなさすぎて(?),抵抗力が下がり風邪を引き,行きのフライトを延ばすことに…)
だって,初めて一人ぼっちで住所登録して,VISAとって,入学手続きして…とか無理すぎる笑
でもまあ,行けば何とかなった笑
一度慣れてしまうと,自分の世界がぐんぐん広がっていった!
全てがここまで知らんことだらけでなんて,人生なかなかない.
全てが新鮮で,毎日ワクワクだった.
もし,留学を考えてくれるのなら,一歩踏み出して見て欲しい.
私が感じたこの感覚をぜひ味わって欲しい!
感想,待ってます:)

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