創造力がついた1年間

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まさに理想の環境。

最初は恥ずかしながら位置すら分からなかったし、何語を話しているのかも知らなかった(デンマーク語)。
しかし、授業は魅力的だし、英語開講だし、物価は高そうだけど、日本人いなさそうだからという理由でデンマークにした。 行ってお見事。
日本人は本当に2-3人(学校に)だから、当然授業で会うこともなく、大学では完全に日本語を話すことはなかった。(この後デンマーク/日本シンクタンクでインターンを始める)

プロフィール

名前 : こばもえ

留学開始時の学年 : 学部3年

留学開始時の所属 : 環境社会理工学院 融合理工学系

現所属 : 就職(メーカー)

基本情報

留学プログラム : 派遣交換留学

留学先 : コペンハーゲン,デンマーク

所属先 : デンマーク工科大学

留学時期 : 2018年8月26日 〜 2019年6月14日

留学期間 : 10ヶ月

過去の留学経験 : 語学留学

総費用 : ~100万円

奨学金 : 有り

奨学金名称 : 海外留学奨学金(日本学生支援機構)JASSO

奨学金応募時期 : 2018/02/07

受給金額 : 月7万

卒業時期 : 変わらなかった

寮でのパーティーの1シーン。13人で一緒に住むとホントに仲良くなった。寮の中でやるから、移動は必要ないし、みんなでワイワイキッチンで料理を作ってその後遊んで、楽しい日々であった。

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みんなでパーティーをしばしば。場所はいつも誰かの寮のキッチン。外食が高いからみんなで作って節約してた

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勉強シーン。グループワークの部屋が個室で充実してた。こんな部屋で何時間もみんなで課題に取り組んでた。

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自転車大国デンマーク。この通勤自転車ラッシュの先頭を必死に漕いでた。トライアスロン部のプライドが許さなかった。でも平均的にデンマーク人は速い。

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留学でのあんなことやこんなこと

コペンハーゲンマラソン

コペンハーゲンマラソンを走った時に友達みんな応援にきてくれた.

大学の宿が半年か1年しか借りられないので、中途半端に11ヶ月いると1ヶ月分損するから、友達に間貸しするか(非公認)、丸一年いるか、工夫したほうがいい。 大学に交渉したが、対応してもらえなかった。自分はゴネって、ゴネったが、最初から知っておくべき情報だった。労力もお金も取られた気分だったので、留学期間をよく調整すること。

留学までの道のり 

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詳細

大学に入学したら絶対に留学すると決めていた。大学2年で語学留学にいったが、そこでは季節柄、日本人ばかりで、海外で日本人と英語を話すという別に日本でもできたよね?みたいな状況になってしまった。もちろん初めて自分一人で海外にいって、色々手配するみたいな経験が身についたので、非常にその後役に立ったが。ということで、派遣交換留学先は日本人がとにかく少ないところ。と考えてた矢先に知人からデンマークを勧められた。最初は恥ずかしながら位置すら分からなかったし、何語を話しているのかも知らなかった(デンマーク語)。しかし、授業は魅力的だし、英語開講だし、物価は高そうだけど、日本人いなさそうだからという理由でデンマークにした。 行ってお見事。日本人は本当に2-3人(学校に)だから、当然授業で会うこともなく、大学では完全に日本語を話すことはなかった。(この後デンマーク/日本シンクタンクでインターンを始める)まさに理想の環境。 そこで如実に感じたのは文化や思想の違い。留学行った人みんな書きそうだが、やっぱり日本を離れるとその違いにばかり目がいき、それが新鮮で、戸惑ったり、いつの間にか慣れたりする自分が面白い。 そして、現地では授業以外は友達と旅行したり、料理したり、飲み明かしたり、楽しいことばかりしてたが、一人の時間の過ごし方も自分で楽しむように心がけた。一人暮らしをしたことがなかったので、一人になる時間があまりなかった。雑談するにも愚痴をこぼすにも、家の中で呟けばよかった実家暮らしだが、留学先ではドアを開け、友達を見つけ、英語で話しかけないとできない。流石に毎日毎日そんなことはできないから、部屋でyoutubeみたり、日記を書いたり、音楽を聞いたり、ヨガしたり、普段日本ではあまりしないようなことを始めた。すると意外と人間は自分の感情を自分でいろんな方法でコントロールできることに気づき、真冬の暗いデンマーク(日照時間が短い)も乗り越えられた。 日本人が少ない環境で勉強できたのは非常によかったが、現地で始めた日本人が執り行う企業でのインターンで日本人コミュニティに属した。そこでの経験も大きいもので、日本よりも小さいデンマークとの共通点や相違点を経済、文化、政治と様々な面から考察する機会を与えてくれた。そして、そこでできたコミュニティで知り合った日本人は皆異なるバックグラウンドを持ちながら、目的も違えど、全員が異国であるデンマークに住んでいる。そこで交わした意見も貴重で、自分のデンマークでの経験がそこで知り合った日本人の人数分増えたような気さえした。(交わした意見というのはお堅いが、その意見にはどこのスーパーが安いのか、オススメのアプリは何か、デンマークのファッションはどういうものかなどについての意見も含まれる。) そんなこんなで関わってくれた人全てのおかげで、留学して本当によかった!と思える。

デンマークでDesign and Innovation学科の授業をメインで履修してた。デンマークではデザイン思考の授業は結構進んでいる印象。教材は英語の教科書で履修してる人はほとんどデンマーク人。授業のスタイルは講義もあるが、グループになって課題に取り組む時間も講義時間と同じくらい、それより多い時もざらにある。テストは筆記はなく、口頭試問かレポート、プレゼンテーション。テストが嫌いな自分にはぴったりだった。 デンマークは全体的におしゃれだったから、東工大の図書館見たいな建物がいくつもあるというようなイメージで、おしゃれに興味なくてもとりあえずテンションあげて勉強できた。 授業の詳しい内容についてだが、技術が社会に適応するには技術を使うユーザの意見がとても大事であること、誰にとっての技術が重要視されるのか、だれか不幸になる人はいないか、など様々なことを複合して考えるための手法について学び「実践」する。この「実践」というのを非常に重要視していて、実際のデンマークの企業に自分たちでアポとってミニインターン状態になったり、授業で学生相手に先週学んだことを実践したり、方法は様々であるが、確実に経験させてくれる。なんとなく学ぶことなんてない授業ばかりで、先生たちの熱もすばらしいものだった。専攻によってばらつきはあるが、すくなくともDesign and Innovation系の授業はほとんどが実践の場を与えてくれ、経験値を授業を受けるだけであがったから、自信をもって、「学んできた!」といえた。

詳しくはmoegorou はてなブログを読んでね

語学力

英語

留学前

[目安: TOEIC 800~895]
ネイティブの速さでもある程度ついていけるし、頑張れば自己紹介で笑い取れる

留学後

[目安: TOEIC 900~990]
難しい単語とかスラングとか出てこなければ、速くても90%くらいわかる。

留学中の苦労

卒業時期・タイミング

卒業時期は変わらなかった

留学を考えているあなたへ

留学の前日まで普通に日本語喋って、家族とご飯食べてたのに、飛行機に乗ったらそこから1年くらい異国で暮らすって、考えれば考えるほど想像つかないけど、実際やってみるとなんとかなるから、思い切って申し込みなり、下調べなり、するといいと思います!







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