どうも、なめちゃんです。僕は2024年8月から12月にアメリカのジョージア工科大学に派遣交換留学に行っていました。10月12日から15日までの間は、Fall Break(秋休み)がありました。その休みで、起こった出来事についてまとめてみたいと思います。
元々数週間前ほど前から、寮の友達 15 人ほどでラスベガスに行こうと計画していました。次の写真は、10月11日の夜にアトランタの空港で撮った写真で、これからの旅行を楽しみにしながら、飛行機の写真を撮っていました。
しかし、事件はこのあと起こりました。まず搭乗時間の数分前にアナウンスが入り、1時間遅延することがわかりました。その1時間の後、飛行機に搭乗して、飛行機内の席に座りました。そして、「パイロットの内1人と、何人かのクルーがまだ飛行機に到着していません。」というアナウンスが入り、飛行機を降りてゲートで待ってください、という指示が入りました。ゲートに戻って数分後、そのフライトはキャンセルになったというアナウンスが入りました。この後、飛行機代の返金を交渉をし、どうにか返金してもらいました。一緒に旅行に行く友達全員がかなりがっかりしていて、旅行のプランをどうすべきか、という話し合いになり、結局ラスベガスに行く話は全てなくなってしまいました。今回のフライトは Spirit airlines という格安航空会社ということもあり、遅延することはよくあるようで、キャンセルになってしまった僕たちは不運でした。
そして、代わりにロードトリップに行こうということになり、12日にアメリカ人の友達が運転して、自然を見に行きました。
前日に相当絶望したこともあり、ここでの自然はとても癒されました。この日の夜ご飯中に、僕は「残りの Fall break の3日間をアトランタにとどまっているのはもったいない」と思い立ち、その日の夜にニューヨークに一人で行くことを決意し、13日午前1時ごろにフライトを予約しました。(一緒にニューヨークに行く人を頑張って探しましたが、流石に次の日にニューヨークに行くには決意するのに時間が必要だと言われ、一緒に行く人が見つかりませんでした。)幸運なことに、寮の友達の中にニュージャージー出身の友達がいて、その友達の両親の家に泊めてもらえることになりました。(友達の両親の家は、ニューヨークのマンハッタンから電車で 1 時間ほどのところにありました。)
そして、13日の朝、アトランタを離れニューヨークに行きました。ニューヨークに着いてから最初に行ったところは、世界で一番行ってみたかった場所とは言っても過言ではない、タイムズスクエアです。
やはり、世界の中心という感じで、本当に様々な人種が混ざっていて、どこを歩いてもいろんな言語が聞こえてきて、「ここがニューヨークか」と実感し、感動さえも覚えました。偶然、また別の寮の友達がニューヨークにいることを知り、その友達たちにニューヨークで会いました。一緒にカフェに行って、セントラルパークを歩き回りました。
まずは、セントラルパークの大きさに驚きました。そして、自分が映画の大ファンであり、セントラルパークは様々な映画の撮影場所になっていることもあり、セントラルパークでの全ての景色がどこか見覚えがあるような気がして、とても面白く、「ついにここまで来てしまったか」と感心しました。その後、寮の友達たちはアトランタに帰ってしまうということで、お別れをしました。
去年の 7 月にキャンパスアジアのプログラムで韓国の KAIST のサマースクールプログラムに参加したのですが、その参加者の中の一人にニューヨーク大学からの学生がいました。この日の朝に、その人に「今ニューヨークにいるんだけど、会える?」と、ダメもとで聞いてみたところ、時間があると言ってもらえて、会うことになりました。そして、その人の友達で、ニューヨーク中のバーに行ってレビューを書くというアルバイトをしている人がいました。その人は、働いている会社のクレジットカードで支払っていることもあり、僕を含めた 3 人でニューヨークにある高級バーに無料で行けることになりました。
これはその高級バーの内装の写真です。ちょうどこのとき、自分のスマホのバッテリーがほぼゼロになってしまい、店員さんにスマホをチャージしてもらったため、あまり写真を撮れませんでした。ここでは、1 カップ22ドルのカクテルを頼みました。あまりにも高すぎるので、自分ではこういう高級バーには絶対来ないので、とてもいい経験になりました。またその友達とも、サマースクールの後どう過ごしているかなどの近況の話もできて、とてもいい時間でした。まさか、前日にラスベガスへのフライトがキャンセルになり絶望していたとは思えないほど、良い友達と機会に恵まれているなあ、と実感して、とても感慨深かったです。
その後、先ほど述べたニュージャージーにある友達の両親の家に泊めてもらいました。その両親は、その友達が生まれる前までの 2 年間日本に住んでいたということもあり、日本語を話すことができ、恋しい日本料理などの話で盛り上がりました。当の友達はこの旅行に来ていないので、友達の両親と僕という不思議な空間でしたが、友達の両親はとても優しかったです。(特に、ニューヨークの中にあるホテルは、1 泊で200ドルほどするため、このホテル代を払わないで済んだことは、感謝しなければいけません。)
次の日は、ニューヨークにある有名なところをたくさん回りました。
911メモリアル
ニューヨーク証券取引所
アメリカ自然史博物館
博物館内にあるモアイ像
14 日は本当に様々なところに行きましたが、最も印象に残っているのは、アメリカ自然史博物館です。なぜなら、ここは映画ナイトミュージアムの舞台だからです。僕は小学生の時にこの映画がとても好きで、何度も見直しました。それ以降、映画のことが大好きになったので、映画好きになったきっかけになった一つの映画と言ってもいいでしょう。その映画の中に出てきた、モアイ像にも会えて、とても嬉しかったです。
そして、この日の夜はタイムズスクエアをもう一回見に行きました。日中と夜で、タイムズスクエアの景色の見え方が変わって、とても面白かったです。そして、また友達の両親の家に泊めさせてもらいました。そして次の日も観光を続けました。
15日で一番印象に残っているのは、自由の女神でしょう。マンハッタンからの船に乗り、自由の女神のある島に行き、ニューヨークの歴史を少し感じる事ができました。そして、昼ご飯に何を食べるかを色々悩んだ結果、一蘭を食べに行きました。
ちなみに、この一蘭が僕にとって人生で初めての一蘭でした。アトランタでも日本料理を探すことができるのですが、食べてみても「なんかちょっと違うな」と、違和感を感じることは多かったのですが、流石にこの一蘭は、日本で普段食べる豚骨ラーメンと全く一緒で、日本を感じれて良かったです。普段は、日本が恋しくなることが全くと言っていいほど、恋しくならないのですが、この豚骨ラーメンを食べたときは、少し日本が恋しくなりました。この後は空港に向かい、無事に何事もなく、大学の寮まで帰りました。
この旅行では、たくさんの友達に会い、助けを借りて、いろんな場所に行くことができて、これからの人生を考えても、かなり印象に残る旅行だったと思います。また、最初のフライトキャンセルという悲劇の後、すぐにニューヨークの行くことを決意したのは、最高の決断だったな、と確信でき、達成感に満ち溢れていました。