TASTE? ~プログラムに参加した科学大生に詳しく聞いてみた ~

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TASTE?

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海外の大学が主催する1か月程度のプログラムに科学大生が参加!

語学力向上を目的としたプログラムで英語以外にもドイツ語やフランス語,中国語なども!

科学大からは奨学金や手続き支援がある‼︎

スピーカー紹介(留学当時)

わかんちゅ

🇨🇦カナダ / ウォータールー大学

工学院 システム制御系 B3

2023年6月下旬から約1ヶ月間

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トロント・ブルージェイズの試合

レミー

🇺🇸アメリカ / ワシントン大学

物質理工学院 材料系 B3

2025年3月に約1ヶ月間

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プログラム評価とおすすめポイント

評価一覧(★:高 ●:中 ▲:低)

項目

わかんちゅ

レミー

自由度(準備・手配)


(準備は自分、現地のスケジュールは決まっている)


(航空券・VISAすべて自力)

必要な語学力


(授業は英語、レベル分けあり)


(授業は問題なし、ホームステイは英語力必須)

日本人の少なさ


(ほぼ1人、完全異文化)


(日本人多数)

専門性・学術性


(語学メイン、観光あり)


(語学メイン)

こんな人におすすめ!

🇨🇦わかんちゅの場合

英語力を伸ばしたい人

海外初心者でも安心

短期留学を経験して「もっと行きたい」と思った人

🇺🇸レミーの場合

アメリカ文化や生活に興味がある人

シアトルに行ってみたい人

ホームステイを通じて現地の家庭に触れたい人

留学のきっかけ

🇨🇦わかんちゅ

高校生の頃から語学留学に興味がありましたが、当時はインターハイの運営などで夏休みが忙しく、断念せざるを得ませんでした。そんな中、大学1年生の最初のオリエンテーションで「3年の2Qは必修科目がないため、留学に適している」と聞いて、再びその想いが蘇りました。

実際に3年の2Qは自由に使える期間だったこともあり、留学を決意。いろいろなプログラムを比較した中で、6月から出発できるのは「TASTE」だけだったので自然と選択肢は決まりました。

国については、アメリカやオーストラリアも検討しましたが、治安や気候の面でカナダの方が自分に合っていそうだと感じ、最終的にカナダの大学を選びました。

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近くで開催されていたSt Jacobs Farmers’ Market

🇺🇸レミー

私は大学に入ってから超短期の海外プログラムに参加したことがあり、その時に「もっと長く滞在して、現地で生活してみたい」と強く思うようになりました。3年の春休みに比較的時間の余裕があったこともあり、留学を考え始めました。

行き先については、オーストラリアやカナダなども検討しましたが、昔からアメリカ、特にシアトルに行ってみたい気持ちがありました。実際に気候や生活環境も考慮しながら、最終的にアメリカの大学を選びました。

ちょうどその時期に「TASTE」というプログラムを見つけ、日程や期間が自分の希望にぴったり合っていたことも決め手でした。

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現地ではどんなことをしましたか?

🇨🇦わかんちゅ

週5日、9:00〜15:00まで英語の授業があり、リーディング・リスニング・スピーキング・ライティングの4技能をバランスよく学びました。中でも、スピーキングに重きがあってスピーチやプレゼン、ディベートの機会が多く、実践的な英語力が鍛えられたと感じています。

平日の授業後や週末にはイベントが多く組み込まれており、例えばキャンプファイアーや遊園地へのお出かけ、ナイアガラの滝観光などがありました。これらはすべて参加費に含まれていて、追加料金なしで楽しめました。ほぼ毎日何かしらの活動があり、充実した日々を過ごせました。

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ナイアガラの滝

🇺🇸レミー

平日は8:50〜11:50に英語の授業があり、プレゼンやディベートを中心としたカリキュラムでした。リーディングは少なく、シアトルが舞台の映画を見てその感想を英語で話し合うなど、文化と語学を組み合わせた授業が印象的でした。

火曜と木曜は午後にフィールドワークがあり、船に乗って島に渡って乗客に英語でインタビューをしたり、水族館や市場を訪れたりと、街全体を学びの場として活用しました。月・水・金はホストファミリーと一緒に過ごすことが多く、買い物や家族イベント(孫のベイビーシャワーの準備など)に同行させてもらいました。アメリカの大家族の雰囲気をリアルに体験できたのは、ホームステイならではの貴重な経験でした。空き時間には友達と映画を見たり、スペースニードルの夜景を見に行ったりもしました。

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参加者の国籍

🇨🇦わかんちゅ

参加者の国籍は多様で、アジア系が約6割(特に韓国、香港、台湾)、南米が3割、ヨーロッパが1割ほどでした。私は2Qに行き日本の他の大学は平常の授業期間だったため、日本人学生は自分ひとりだけで、自然と他国の学生とたくさん話すことができました。

🇺🇸レミー

参加者は18人中ほとんどが日本人で、台湾人が1人だけでした。東工大からは3人が参加していました。

留学費用について

🇨🇦わかんちゅ

全体としては、おおよそ60万円台半ば程度の費用がかかりました。プログラム費には、授業料・寮・1日3食の食事(バイキング形式)・イベント参加費などが含まれており、現地での生活はかなり充実していました。

航空券は時期によって価格が変動しますが、私の場合は20万円弱ほど。加えて、日々のちょっとした買い物や自由時間の遊びなども合わせると、トータルでそのくらいの予算になりました。奨学金(JASSO)を活用できたことで、経済的な負担はかなり軽減されました。

🇺🇸レミー

私のケースでは、プログラム費・ホームステイ費・航空券・現地での生活費を合わせて70万円程度が目安でした。授業料や滞在費(朝・夕食付き)は一定のパッケージになっており、現地での追加支出は昼食代やお土産、観光などが主でした。私は個人的にロサンゼルスにも旅行したので、その分費用はやや上乗せになりましたが、過ごし方次第で調整は可能だと思います。

現地での1番の思い出は?

🇨🇦わかんちゅ

一番の思い出は、プログラムが始まってすぐに行われたキャンプファイアーです。正直、日本人学生が自分だけだったので最初は不安でしたが、このイベントのおかげで一気に緊張がほぐれました。ご飯を食べながら他国の学生と話したり、みんなでゲームをしたりして、すぐに友達ができたのが嬉しかったです。

また、ナイアガラの滝への小旅行も忘れられません。The 海外のスクールバスに乗ってみんなで行き、道中ではたくさん話し、トロントの街を自由行動で巡ったりしました。

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キャンプファイヤーでドンチャン騒ぎ

🇺🇸レミー

私の一番の思い出は、ホストファミリーとの日常の会話です。毎晩寝る前にホストファミリーとおしゃべりする時間があって、時にはお酒を飲みながら、ひ孫の話やアメリカでの生活のことなど、たくさんのことを聞かせてくれました。日本ではなかなか味わえない“家族の温かさ”を感じることができました。

また、個人的に行ったロサンゼルス旅行も特別な体験でした。ディズニーランドやサンタモニカに行き、大谷翔平のユニフォームを買ってしまったのは良い思い出です。

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現地で困ったことはありましたか?

🇨🇦わかんちゅ

ロストバゲージにあったのが一番のハプニングでした。帰国時、トロントからバンクーバー経由で日本に戻る際に荷物が届かず、荷物受け取り所で聞いたところ、どうやらトロントに置き忘れられていたようでした。2日後に無事手元に戻ってきましたが、歯ブラシや服など必要最低限のものは現地で買って、レシートを航空会社に送ることで返金されました。

また、香港から来た友達が体調を崩したことがあり、日本の薬を持っていたおかげで助かったというエピソードもありました。常備薬は多めに持っていくのがおすすめです。

🇺🇸レミー

治安については少し気をつける必要がありました。ホストファミリーや大学から「夜8時以降は一人で出歩かないように」と注意されていて、特に夜や早朝の移動には気を使いました。ある朝早く電車に乗ろうとした際、駅のセキュリティスタッフに「運転手の近くの車両に乗ってね」と言われたこともあり、「やっぱり日本とは違うな」と感じました。

わかんちゅ vs レミー:体験のちがい

授業

わかんちゅ:4技能バランス型

レミー:プレゼン・ディベート中心、映画活用

滞在

わかんちゅ:寮(大学内)

レミー:ホームステイ(通学あり)

スケジュール

わかんちゅ:ほぼ全て決まっていた

レミー:自由時間も多め

国籍

わかんちゅ:多国籍、日本人1人

レミー:ほぼ日本人

結論!

わかんちゅとレミー、同じ「TASTE」プログラムでも体験はけっこう違いました。

がっつり予定が組まれていて、いろんな国の人と英語漬けの日々を過ごしたわかんちゅ。

一方で、自由時間も多くて、ホストファミリーとの交流やアメリカらしい生活を満喫したレミー。

どっちにも魅力があるし、向き不向きもある。

大事なのは、ちょっとでも「行ってみたい」と思ったら、思いきって飛び出すこと!

きっと、今しかできない経験になるはずです。

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